黄金の羽根を拾う『馬券の資金管理法』

馬券でトータルの収支100%超を目指すブログ。3つのファクター、「予想」、「メンタル」、「資金管理法」に焦点を当てていきます。志を同じくする仲間達と小さなコミュニティーを作るために。一緒に学んでいきましょう。

馬券で食うための考え方 連載その5 ~ 期待値100%超のために

 『期待値100%超のために(その3)』

 

 確実に、とまでは言わないけれどもかなりの確率で期待値100%超を達成する方法は、確信を持って1番人気を蹴飛ばすこと。

 多数の票数を持って馬券圏外に沈んでくれるのだから、期待値がグンと上がるのは当然。まあ馬券に熱心な人なら〝そんなこと知っているよ〟案件ではある。


 では、確信を持って1番人気を蹴飛ばす方法が知りたい、となると思うが、残念ながら1番人気を確信を持って蹴飛ばす普遍的な法則などない。


 少し考えれば分かると思うけど、○×産駒が京都ダート1200メートルで人気になっていたら90%の確率で4着以下に沈む、なんて法則があると簡単なんだけれど、もしそれが必勝法であるならば、当然ながらその馬を買う人がいなくなる。買う人がいなくなれば人気ではなくなるから、人気馬を蹴飛ばす方法ではなくなるのだ。


 長く競馬を楽しんでいたり、短くても真剣に馬券に取り組んでいたりすると、各自、このようなタイプの人気馬は危ないんだよね、という経験則があると思う。常識的に考えると、それぞれの経験の積み重ねから生み出された勘に頼る他はないのだけれども、それでは当たるときもあれば、外れるときもある、つまりは期待値が上がることもあれば、下がることもあるという状態でしかない。

 経験の差、予想の上手い、下手で多少の差は出てくるとは思うが、トータルの結果に大きな差は出てこないはずだ。


 自分が実践して、成功しているやり方で、考えられうる唯一の方法は――本当は教えたくないのだけれど思い切って言うと、「全ての1番人気を蹴飛ばすこと」なんだ。

 あー、言っちゃった。まああまり読んでる人がいないからいいか。


 そう、取捨選択ができないのなら、全てを蹴飛ばせばいいのだ。そのなかには人気できっちりと好走する馬はいるだろう。それは気にしないでいい。数は少ないかもしれないが、グリグリの人気になってスッ飛んでくれるおいしい人気馬が含まれている。そのときに馬券を持っていると大きくもうけることができるのだ。


 なーんだ、当たり前じゃん、と思うかもしれないけれど、こんな単純な方法が実は効果的なのだ。使い方は『1番人気を除いて、では何から買うのかな』、と考えるのではなく、軸として考えていた馬が1番人気なら買わない、2番人気以降なら買うというやりかたが正しい。あくまで自分の予想、軸が第一だ。


 注意点はあくまでトータルでもうけるという視点にたった必勝法だということ。目の前のレースを当てて「ミルコー、差せ差せ~!!!」と叫びたい方は、1番人気から買った方が当たると思う。あくまで期待値を上げて、トータルでもうけるための方法なのだから。


 まあつまりは先週日曜の京都12レースのように1番人気のイメルを買っていてはいけないのだ。実践するのは超簡単(とはいえ感情のコントロールは逆に超難しいのかも)。目先の利益を追求するのではなく、トータルでもうけようと目論む同士達はこのやり方を真似してやってみてほしい。