馬券で食うための考え方 連載その3
連載のその3は『期待値100%超のために(その1)』
期待値を積み上げるための方法を考えていきたい。まず最初は「専門をつくる」ということ。
灰色の脳細胞がますます黒みがかり、さらにポンコツ度が増してきた。誰が、どこで「専門をつくれ」と書いていたのか、すっかり失念してしまったが、ギャンブルの大家の至言だったと覚えている。
何度も書くが大きく見積もっても馬券は99%の負け組と1%の勝ち組(または0%かもしれない)という厳しい状況だ。主流ではなく傍流、マジョリティーではなくマイノリティーになることが、勝利への近道、思考法になることは間違いない。
現在の中央競馬は芝が主流。先の「専門をつくれ」という言葉を考慮に入れ勝利への方程式を考えると、
「マイノリティー」+「専門」=「ダート」
という答えが見えてくるだろう。(障害、という答えもありそうだが、それではあまりにも数が少ない)
あなたがもし、このような考え方に触発されて、ダートの専門家になったとしよう。するとダート競馬では期待値アップという側面で、さらにプラス材料があることを発見するに違いない。
それは芝の常識がダートでは非常識となる可能性が高いという点だ。例えば、芝ではためて切れることが重要となるが、ダートでは逆にマイナスとなる可能性が高い。また芝での一流ジョッキーが、ダートでも一流とは限らないという点も実はある。それらの全てが期待値アップの材料となるのだ。
このように自分の場合は「専門」はダート戦と決めているが、それは、芝なら「短距離専門」でもいいだろう。まずは「専門をつくる」こと。そして「マイノリティーになること」を考えれば、勝利にぐっと近づくことになる。