黄金の羽根を拾う『馬券の資金管理法』

馬券でトータルの収支100%超を目指すブログ。3つのファクター、「予想」、「メンタル」、「資金管理法」に焦点を当てていきます。志を同じくする仲間達と小さなコミュニティーを作るために。一緒に学んでいきましょう。

先週の結果から。そして勝率が何より大事!

 先週の馬券は7戦3勝。上々の数字を残すことができた。9月以降は勝率28%で、回収率は137%。リスクリワードレシオは3・8。


 先日ツイッターのタイムラインに「勝率が高くても勝てる保証にはならない。配当が(回収率が)高ければ勝率が低くてもトータルで勝てる」というものが流れてきた。


 確かに10回に1回、11倍以上の馬券が当たればもうけることはできる。勝率は10%だ。では勝率は意味がないのだろうか? トータルでもうけるためには、勝率よりも配当(回収率)が大事なのだろうか?


 慎重過ぎて臆病とも思えるほどの自分としては勝率がとても大事。もしかしたら一番大事と言えるかもしれない。それは破産する確率が低くなるから。これはリスクリワードレシオも関係してくるので勝率だけ、とは言わないが、基本的に馬券はリスクリワードレシオが高い。株なんかは10倍になるものを探すのに血眼になっているくらいだけれど、馬券は10倍なんて屁のカッパ。万馬券でようやく満足なんて具合だ。それは皆ご存じだと思う。つまりリスクリワードレシオは、禁じ手の複勝に大金を賭けるなどをしなければ、高いのが普通だ。


 では破産をしないために何が大事かというと勝率。例えば自分は勝率30%弱。計算をしやすくするために勝率30%として計算をすると、10連敗をする確率は、

 

 敗率の10乗

 敗率は「 1 マイナス 勝率(0・3) 」

 だから、0・7

 

 つまり10連敗をする確率は0・7 × 0・7 × ~ ×0・7で2・8%となる。ちなみに自分は9月以降の最大連敗回数は6。勝率30%で6連敗をする確率は、同様に0・7を6回かけて11・8%だ。これでは高い確率で6連敗をしても不思議ではない。

 

では先ほどの勝率10%で計算をしてみよう。

10連敗をする確率は0.9の10乗で、35%!! 6連敗をする確率は53%にも及ぶ!!  10万円の資金で一回1万円を賭けたとする。すると半分の確率で資金は半減してしまうのだ! こんなんで安心して賭けることができるだろうか?


 では次に勝率が60%と仮定しよう。同じように計算をすると、10連敗をする確率は0・01%で、6連敗をする確率は0・4%になる。10連敗することはまずなく、6連敗することも限りなく低くなるのだ。


 つまりは破産をしないため、自分の総資金から何分割して一回にかければよいか、という考え方にのっとると、勝率が高い方が有利に戦えることになる。つまり全資金を失うことを恐れるギャンブラーには、勝率が最も大事な指標となる


 簡単に説明すると、勝率30%(敗率70%)で、連敗確率が1%未満になるのは15連敗で0・4%。つまり十分に破産する可能性を低くするためには、例えば10万円あったら、それを15分割し、6667円を一日の資金として考えれば資金が全てなくなる、破産する確率がゼロに近くなる。

 自分は一日3レースを賭けるスタイルなのだから、1回の馬券購入資金は6667円 ÷ 3 で、2200円ほど。ここまで徹底して防御をしてはじめて、安心して馬券を買うことができるのだ。

 

 さてこれは机上の計算なのか、役に立つ考えなのか。次週以降10万円を資金に実際どこまで増やすことができるのか、それとも破産を免れることができるのか、実践で検証していこうと思う。お楽しみに。