19~21日の競馬を振り返って検証した結果気づいたこと
先週の東京は19、20、21日の3日間開催。21日は中止となった13日の代替競馬として行われた。
まず気になるのは1週延期された影響。エクセルで結果をまとめてみると、19、20日と、21日は連続開催であるにもかからわず、傾向ががらりと変わったことが明らかとなった。
通常開催の19、20日の1~3着馬の前走を調べると、3歳以上のダート戦は7戦行われ、3着以内の21頭中16頭は、9、10月に競馬を使われていた。
休養明けだったのは、7、8月が各2頭、5、6月が各2頭、2月が1頭。つまり大半が9、10月を順調に使われていたタイプだったという点。
一方の代替競馬の21日はどうだったのだろう。この日は3歳以上のダート戦が4戦行われ、1~3着の12頭中、9、10月に競馬を使われていたのはわずか2頭しかいない! 7、8月が各2頭、4~6月が計6頭と、大半が前走からひと息入っていた馬だった。
これは何を意味するのだろうか。連続開催なのにここまで傾向が違うということは、使うはずの競馬を使えず1週延びた影響がこのステップの違いに表れているのだろうか。
推測の域を出ないが、ひと息あいた馬が余計に1本追えてさらに仕上がったから休み明けの馬が多く活躍しているというのではなく、使うはずの競馬が延びた順調に使っていた馬達は、気持ちが、何かが切れてしまったと考えるのが妥当ではないだろうか。
もう一度言うがこれは個人的な推測、邪推の域は出ない。しかし21日に人気で負けた馬にはこれから注目した方がいいだろう。この敗戦で人気を落として巻き返して好配当というシーンがあるかもしれない。
1~3番人気で4着以下に負けた馬は、
☆スースー
ボストンテソーロ
☆ピアシック
サトノギャロス
☆アメリカンファクト
ペイシャネガノ
シティーポップ
☆ミスパイロ
8頭中5頭が牝馬で、前走が8月中旬以降だった馬は馬名の前に☆がついている4頭だ。特に注目しておきたい。
○東京と京都の違い
また、東京ダートの1着馬は19~21日まで11頭いるが、いずれもレースで上がり1~3位をマークしていたことも特徴。7頭が1位で、3頭が2位、1頭は3位だった。決め手が要求されるダートだということが分かる。これを19~20日の京都と比較するとよりわかりやすい。
京都ダートは先週7鞍行われ、上がり1位で勝った馬はゼロ。2位が2頭、3位が1頭で、4頭は4位以下の上がりだった。逃げ馬が3頭で、2番手を先行して馬が4頭、つまり全ての勝ち馬が2番手以内という先行馬天国。東京が差しやすく、京都が差しづらいということが良くわかる結果となった。
◆先週の京都ダートで、上がり1~3位をマークして4着以下に負けた馬のリストが以下。
ゴッドバンブルビー
ロンス
キングレイスター
ミッキーマラン
ウォークザライン
アポロテネシー
ヒッチコック
ダイシンカローリ
カフジテイク
ヌーディーカラー
キングヴァラール
メディクス
ダブルスプリット
テイケイドルチェ
◆また東京ダートで逃げ、または2番手先行して4着以下に負けた馬は、
ザクイーン
ディーパワンサ
カミノコ
スースー
スズカアーチスト
キョウエイソフィア
ゴールデンブレイヴ
テルペリオン
フィリーズラン
アポロプリンセス
ドーファン
ペイシャムートン
これらの馬は条件さえ変われば一変する可能性は秘めている。東京、京都は連続開催のためなかなかそのチャンスはないかもしれないが、動向には気をつけておきたい。
以上。もうこんな時間になってしまった。明日は6時起きで弁当作り。体力をつけねば、もたないぞこれでは。